公開シンポジウム「民俗学と<地域活性化>」
地域活性化が叫ばれるようになってから、日常・非日常的を問わず村・町おこしなどが実践されるようになってきた。その一方で、過疎や高齢化により地域の日常生活や社会生活が崩壊しつつある。こうした現代において、持続可能な<地域活性化>につなげていくために、民俗学は何が出来るであろうか。また、中山間地域直接支払制度や歴史まちづくり法といった各種の地域振興政策に対して、民俗学がこれまで十分に対応してこなかったことも挙げられる。地域文化研究の第一線に立つべき民俗学が、<地域活性化>という現代的課題に対してどう向き合うべきかを改めて問い直したい。
テーマ: 民俗学と<地域活性化>
日 時: 2016年10月1日(土)13:00~16:00
会 場: 千葉商科大学7号館702教室
パネルディスカッション:
開催にあたって
趣旨説明
「民俗学と地域活性化」
菊池 健策(東京文化財研究所客員研究員)
パネリスト・演題
「農村『地域活性化』政策―民俗学と諸学問の対話をめざして―」
山下 裕作(熊本大学教授)
「寺と町の運命共同体―成田山門前町のゆくえ―」
鈴木 正崇(慶應義塾大学名誉教授)
「遺跡祭りと地域活性―千葉県芝山はにわ祭を中心に―」
櫻井 準也(尚美学園大学教授)
コーディネーター 菊池 健策(東京文化財研究所客員研究員)
司 会 朽木 量(千葉商科大学教授)